印刷業界の先進技術を、伝える・魅せる、IGAS2022。 国際展示会の「今」をレポート。

MEMBER REPORT Text by:野村慶太

IGAS2022展示会視察レポート (国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)(International Graphic Arts Show 2022)

about IGAS

2022年11月24日 (木)~11月28日 (月)の5日間東京ビッグサイトで開催されたIGAS2022

IGASとは、4年に1度開催されるプリプレス、プリメディア、印刷、製本、紙工、ラベル、パッケージング、クロスメディア関連の最新機材・技術・サービスを一堂に会した国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展です。

5日間で延べ33,078人の来場者を動員しました。

 

感染対策も3年目となり、感染拡大前の活気を取り戻してきた展示会の「今」をscape運営事務局の目線でレポートいたします。

待ちに待ったIGAS2022。今回はウィズコロナでの開催となりました。

メインエントランスは印刷紙のイメージを彷彿させるデザインで、展示会場までのワクワク感を増幅させます。

エントランスのデザインコンセプトは「Red Wave」で、美しい波のような印象を与えるキービジュアルとなっており、鮮やかな色彩の印刷物や、新しいテクノロジーに触れることで、来場者の心が動いていく様子を表現。

最新の印刷技術の世界へ導くデザイン要素をイメージできます。会場ではメインエントランスの写真を撮影している方も多く見られ、SNSにも多くの写真が拡散されていました。

受付エリアもスタッフ同士の間隔も広く取り、来場者の受付の際にはアクリルパーテーションで感染防止策を講じております。

人とくるまのテクノロジー展2022からのレポートと同様に引き続き検温、アルコールの予防策を実施しており、徹底した感染対策を実施していました。

会場内のメイン通路では、混雑時もストレス無く人が行き来できるように、通路幅は広く設計されていました。通行人・ブース同士の圧迫感は感じられず、快適・じっくりと展示製品を見て回ることが出来ました。

SMART FACTORY IGAS2022実行委員会主催コーナーでは、協賛メーカー各社の最新技術の展示、マーケットリーダーによる近未来像の発信など、最新のDXソリューションが紹介されていました。

2面開放のオープンなスペースで展示されていた主催者コーナー「JPEX」では、各種コンテストの優秀作品が一挙公開されていました。

大型の出展ブースでは、コロナ前と同様のプレゼンテーションステージを設け、来場者を集めてしっかり伝え、魅せる展示を行う出展者が多く見受けられました。オンライン展示会では再現できないライブ感が、そこにはありました。

次回 感染症の各種制限が解除され、さらにアップデートをしたIGASの開催を心待ちにしています。

Pickup Articles

NEXT

STORY

新しい景色を目指すプロジェクトストーリー

View More