発見や驚きを「知る楽しさ」へとつなぐ体験型コンテンツ開発

イベント/プロモーション 野生動物と暮らしてみたら展 

書籍『野生動物と暮らしてみたら(KADOKAWA刊)』と連動し、2023年夏に高島屋3店舗で開催された企画展

お客様の課題

「野生動物や自然への興味や気づきを育む、新たな学びのカタチを」という狙いで企画がスタート。「目が覚めると野生動物と一緒に暮らしていたら…?」というテーマのもと、コンテンツ開発からデザイン、施工まで、すべてのプロセスにおいてお客様と二人三脚での“体験づくり”が求められました。

ムラヤマの提案

見る、読むだけでは得られない「体験するからこそ感じられること」を発想の原点に置き、「どのような生態・特性を、日常のどのような場面と組み合わせるか?」というバリエーションをお客様とともに考案。さらに、意外性たっぷりの空間演出、発見する喜びや驚きをもたらす仕掛け等に関しても様々なアイデアや具現化のプランを提供し、来場者みずからが積極的にコンテンツにコミットし、楽しみながら「へ~、そうなんだ!」という気づきや学びが得られる展示を実現しました。またデザイン面ではリアルな動物のイラストを際立たせるため、カラフルながらも落ち着いた印象のイラストテイストな内装で構成。家を感じさせる壁面のラインなど随所にデザインのこだわりを散りばめました。

会場に入ると大きなキリンがお出迎え。会場内にいるたくさんの動物達と、一緒に暮らしたらどうなる?を見つけよう!
ドアを開けるとサイが出現!カラダの大きさや危機を感じると突進する習性を体感してもらう仕掛け。実際に動かしたり、めくったりできるギミックを多数設けることで、来場者が能動的に参加できる空間としました。
冷蔵庫の中には子ペンギンたちが。寒冷地に適応した特性や棚にすっぽりと収まるサイズ感を伝える演出です。
クイズパネルでは動物の習性をわかりやすく解説。
可愛らしいパンダの立体造形では、山盛りの笹でパンダと一緒のお食事タイムを体験。
場内のあちこちに隠れたサビイロネコ。展示とSNSを連動させた「サビイロネコを探せ」企画には多くの発見報告が寄せられました。
曇りガラスの一部を透明に。場内への興味を喚起し、子供連れ以外の方が会場を訪れるきっかけともなりました。
展示のラストには動物たちの本音を切り口に、動物それぞれが暮らす地球環境保全へのメッセージを掲出。SNSでの発信・拡散を通してSDGsへの意識向上をはかる仕掛けとしました。

CREDIT

件  名: 野生動物と暮らしてみたら展
事 業 主 : 株式会社エニー/株式会社KADOKAWA
業  種: イベント
業務範囲: 企画・デザイン・設計・施工
場  所: 東京都中央区、千葉県柏市、京都府京都市
オープン: 2023年8月(東京・千葉)、2023年9月(京都)※写真は東京開催のもの
写真撮影: J-LIGHTS / 板村光一郎

PROJECT MEMBER
アカウントマネージャー: 伊藤孝志
テクニカルディレクター: 平井花朋
デザイナー      : 臺駿一郎、鈴木翔子 

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