天王寺動物園内に2021年にオープンした学習施設「TENNOJI ZOO MUSEUM」。動物の標本展示やキッズライブラリーなどでの体験を通して、様々な気づきや学びを生み出します。

ミュージアム / ショールーム 天王寺動物園学習棟 TENNOJI ZOO MUSEUM 

地球環境や生命へのまなざしを育む体験型ミュージアム

お客様の課題

SDGsや地球環境問題への関心の高まりから、近年、動物園における環境教育の役割が重視されるように。レジャーとしての動物への視線を、同じ地球上の一員に対する「尊い生命」という価値観へとシフトさせる展示デザインが求められました。

ムラヤマの提案

見て読んで学ぶだけでなく、楽しみながら学べる体験型の展示プランを提案。天王寺動物園の社会教育機能を高めるとともに、園全体の魅力向上につながる施設を目指しました。

ファサードでは、世界の様々な動物のシルエットで生物多様性を表現。
アジアゾウ「ユリ子」の骨格標本に合わせて、半身レプリカを再現。(ムラヤマ撮影)
展示什器“ZOO-BOX”は、表と裏で標本への視点が変わる展示構成。表面では「からだ」「たべもの」「すまい」の3項目から動物の姿を想像します。
“ZOO-BOX”の裏面では、標本とともに解説を見て絶滅危惧種の動物たちについて理解し、学びを深めます。
親子が楽しく学び憩うことのできるキッズライブラリー。乳幼児向けのプレイスペースも。
収蔵庫そのものを展示コンテンツとする「見せる(魅せる)収蔵庫」。今後の標本の入れ替えを想定し、展示替えの容易なツールを整備しました。

CREDIT

件  名: 天王寺動物園学習棟 TENNOJI ZOO MUSEUM
事 業 主 : 大阪市建設局
業  種: 博物館
業務範囲: 企画・デザイン・設計・施工
場  所: 大阪府(天王寺動物園)
オープン: 2021年3月
写真撮影: YCP / ムラヤマ 塚本万里

PROJECT MEMBER
アカウントマネージャー: 萩原雅義
プランナー      : 塚本万里
デザイナー      : 林雅人
テクニカルディレクター: ムラヤマ

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