TOYOSU Heartwarming Illumination

SOLUTION Text by:伊藤孝志

オフィス。ショッピングセンター。マンション。 豊洲という街は、じつに様々な顔を持っています。 ある人にとっては仕事場であり、ある人にとってショッピングや余暇を楽しむ場所であり、ここで生まれ育った子供たちにとってはやがて故郷となる場所でもあります。 そんな豊洲という街に関わるすべての人の心に、温かな光を。 ムラヤマでは、 2023-2024年シーズンも豊洲2丁目・3丁目エリアのイルミネーションプロジェクトに参画。企画から実施に至る調整や施工をトータルで行いました。

CONCEPT

やさしい光に包まれる街。
風がひんやりしてきたら、街のあちこちが輝きだすのが、いつもの豊洲。
キラキラした“光景”をたのしむ季節の訪れです。
今年も、街ゆく方々の心潤す数多(あまた)のきらめきをご用意しました。

このイルミネーションは、豊洲が目指す“まちづくり”への共感から生まれました。 豊洲2・3丁目エリアでは目指すべき街の姿がガイドラインとして定められており、私たちはそこに込められた“まちづくり”に対する想いや「人の目線を大切にした、歩いて楽しい街をつくる」「豊かな表情を持った、美しい街並みをつくる」という指針を汲み、イルミネーションのデザインを提案、具現化しました。

イルミネーションというと、非日常的な空間を生み出す演出方法として、観光施設や商業施設において特に冬季の定番企画となっています。しかし、私たちが手掛けた豊洲のイルミネーションは、仕事や暮らしを営む日常の空間を光で彩るというものです。

いいことがあった日も、そうでない日も、この光に包まれながら駅に向かって、家に向かって歩くことで、なんだかちょっと心が軽くなるような、明るくなるような。そんな光を目指しました。

豊洲という街と、冬の空気と、光の景色。

夕暮れとともに街の表情が一変する感覚は、何度味わってもいいものです。

日々、この街に通う私たちも、そう思います。

 

 

いつもの街に、なにげない日常に、ちょっと心が動く時間と空間を。

ムラヤマが取り組む “まちづくり”視点での空間デザインにご期待ください。

 

点灯期間:2023年11月15日~2024年2月14日

企 画 協 力   :橋場グランド社/新田国栄
写真-動画撮影:J-LIGHTS / 板村光一郎

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