2022年10月21~30日に開催されたDESIGNART TOKYO 2022に今回で6度目の出展となる、富士フイルムデザインセンターCLAYスタジオの企画、「CLAY SAKE STAND」にお邪魔してきました。28日(招待客さまのみ)29日、30日の3日間限定となる今回の出展では、弊社のデザイナーもスペースデザインの部分でコラボレーションさせていただきました。
オフィスのエントランスホールに入るや否や、目の前には巨大な暖簾が現れ、よく見ると、西麻布、立呑処、呉井 の文字が!普段は富士フイルムデザインセンターとして機能している場所が、期間限定の「CLAY SAKE STAND」として私たちをお出迎え。
次のゾーンでは、天井の高い空間に象徴的な5つの長い幕が垂れ下がり、そこにはなんと!富士フイルムオリジナルの日本酒「富士王」の初代~三代目、試験醸造品、の展示がありました。
写真フィルムの製造に欠かせないきれいな水。その水を求めてたどり着いた足柄の地で「富士王」は造られているそうです。
そして地下にある次のゾーンへとご案内いただくと、元のオフィスの状態を知っている人であれば更に驚くような空間が広がっていました。
壁面には美しい水をテーマとした映像が映し出され、中央には巨大なカウンターが見えます。手前のカウンターで富士王を注いでいただきます。完全に「バー空間」です。
グラスを入れる小さな桝にはCLAYの焼き印が。こちらは、お土産としていただきました。本当に隅々までこだわっています。
深海で熟成させた「富士王」。インパクトのあるディスプレイでした。
空間づくりから展示手法、ロゴデザインや来場者へのおもてなしまで自分たちで企画し、実行する。その事を通して「デザイン」というものを見つめなおす。既成概念に囚われない富士フイルムデザインセンターCLAYスタジオの活動から、これまで新たなアイデアが生み出されています。今後も目が離せません。