〈感動ノート page.01〉感動の届け方って、結構むずかしい

感動ノート Text by:加持翼

記念すべき1回目!!どんな感動体験を紹介しよう

記念すべき連載の初回です。さぁ、どんな感動体験から紹介しよう。

そんなワクワクした気持ちで、この企画は始まりました。

レポートを見ながら「誰の体験を紹介しよう」「面白い体験してるからこのレポートは取り上げたい!!」と企画メンバーで盛り上がっていたのですが、ふと立ち止まりました。

ー 私たちは何を伝えたいんだっけ?

ただ、やみくもに紹介するだけではもったいない。

私たちがこのコラムで本当に伝えたいのは、感動体験のその先にあるもの。

だったらまずは、「どんなことを皆さんに届けていくのか」を決めなきゃ!ということで、

すみません、今回の記事では体験レポートの紹介はしません(笑)

まずは連載コラムがスタートするまでの裏話をお届けします!

感動体験支援施策とは?

展示会やイベント、教育・文化施設、国際プロジェクトまでーームラヤマは人の心を動かす空間づくりを幅広く手掛けています。
そんな私たちの仕事にとって、感動体験支援施策は人の心を動かす感性を磨く大切なきっかけになっています。このコラムでは、ムラヤマの「感動体験支援施策」を通じた社員たちの体験談をご紹介します。

施策の詳しい内容については〈感動ノート page.00〉からどうぞ。

体験そのものより、心が動いた理由を届けたい

旅先で見た絶景や、海外で学んだ文化の違い、何気ない食事に心がほぐれた時間。

社員たちのレポートにはたくさんの感動が綴られていました。

でも、それ以上に印象的だったのは、その瞬間に、どんな気持ちが芽生えたのかという部分。

「なぜ心に残ったのか」「どんな感性がはたらいたのか」という内面の動きに、何度も引き込まれました。

ただ出来事を追うのではなく、その人自身の感性や価値観がにじみ出ている部分こそが、この施策の本質であり、読む人の心にも届くのではないかと思ったのです。

1つのテーマにも、いくつもの感じ方が存在する

悩みながらたどり着いたのが、1つのテーマに対し、社員の感動の違いを見たいと思いました。

海外旅行1つとっても、日本にはない文化に感動した人もいれば、現地の人たちの優しさに感動した人もいます。もちろん、体験の内容だけでなく、感情の動きや興味の向きにも個性があります。

それらを並べてみた時に、「一人ひとり違うことに心が動かされていて、こんなに面白いんだ」と思いました。

どんな気づきが見つけられるかはわかりませんが、それこそが私たちが届けたい感動のかたちなのかもしれません。

これからのお話

この連載では、感動体験のジャンルやテーマ、感性が動かされたきっかけなどに注目しながら、ご紹介をしていこうと思います。等身大の視点で綴っていくことで、皆様の心にも残るのではないかなと思っています。
もしよう体験あれば、自分思い出重ねてみることで、新た見つかるかもせん。

というわけで、第1回目は少し遠回りになりましたが連載コラムの裏話をさせていただきました。

連載の届け方をみなさんにお話しできたことは私たちにとっても、大切な感動です。

ムラヤマの社員が何に感動して、どんな創造力の種になっているのかを知っていただけたらなと思います。

 

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