子どもたちの目に映る未来

MEMBER REPORT Text by:伊藤孝志

夏休みの⾃由研究の特別企画として、空飛ぶクルマのVR体験機試乗会と勉強会が親子向けに開催されました。場所は虎ノ門のベンチャー企業・団体が拠点を置くビルの一角『FLEX PARK Tokyo』。シェアオフィスが並ぶフロアで異彩を放つ、白い落書き帳のような空間です。

VR体験機は一人乗りEVが改造された車体で、体験者は乗車後にVRゴーグルを装着。目の前には東京都心の街並みがリアルに再現され、設定されたコースをフライトします。映像に合わせ車体は前後に移動し内蔵されたファンが風を吹かす、この絶妙な組み合わせにより乗車した者は空を飛んでいるような浮遊を体感できます。

     

未来では空飛ぶクルマが移動手段の1つとなるでしょう。タクシーのように「ちょっとそこまで」の移動に空を飛ぶ。このVR体験機は未来のワンシーンを現在の東京の空で体験することができ、未来との距離を少し縮めてくれる1つのタイムマシーンとなります。

     

体験者は大人も子どもも驚嘆の言葉とともに、右に左に下をキョロキョロ。

   

体験会の後は感想をヒアリング。塗り絵で空飛ぶクルマを自由にデザイン。塗っている内に実物に乗りたいという思いが強くなっていくのかな。

    

勉強会では、親子で空飛ぶクルマへの理解をさらに深めます。「空を飛ぶのになぜクルマと呼ぶの?」から「日本や世界ではこの段階まで実験されています」までクイズを通し、親子で考えます。

     

質問タイムは子どもからの質問に主催者が回答。初めて目にするモノに言葉が出てこず、モジモジしながらも言葉を探す子ども。恥ずかしがって親に手伝ってもらいながらも質問する子ども。 子どもたちは、興味津々の思いで恥ずかしさや躊躇いを超えて一歩踏み出していく、その姿勢が素晴らしい。いくつになってもその姿勢、見習わないとです。 この日、子どもたちの目に映った未来は、大人になったこの子たちの目の前にあって欲しい。そんな風に思える体験会でした。

一足先に、夢の未来へ。「FLEX Park Tokyo」
FLEX Park Tokyo の記事はこちらからご覧いただけます。

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